ものみな金色なり

もう何年も前。

上の子の小学校の卒業式に出た時のこと。
「ママは泣かなかった？」
と子どもに聞かれました。
「泣いてるようにみえなかったけど、泣いた？」
答えは「全然泣いてないよ」です。

周りのお友達や保護者の方々は、ウルッときてる方や号泣してる方などいましたが、

私は全く涙が出なくて…。

子どもには、
「ビデオ撮影に必死で泣くどころじゃなかったよ」なんて言っていましたが。

子どもの学校生活の間にいろんなことがありすぎて、日々泣くことが多くて、
私の涙は、卒業式の頃には既に出尽くしていたのでした。

そんな日々でしたが、
我が子も私も居場所や相談できる場所があったので、
毎日を乗り越えてこれたのだと思います。

子どもが過ごしやすい場所や方法を見つけるのも大切ですが、
お母さん方もぜひ、居場所や相談できる場所を見つけてください。

さて、
人間生きているといろんなことがありますが、
私はそんな時、学生時代に教わった
「ものみな金色なり」
という言葉を思い出します。

これは、阿弥陀さまがかけられた願いが説かれている『仏説無量寿経』というお経にある、
「悉皆金色の願」(しっかいこんじきのがん)というものです。

確か、
「全てのものはみな金色に輝いている。
この世には無駄なものはひとつもない。
全ての命はみな平等」
という意味だったように記憶しています。

「これはいらない」「これは無駄」
なんて、その人のものさし、つまり価値観ではかったもの。
でも、人はついつい自分のものさしを使って、物事をを判断したり、
行動したりするものです。

辛い時は、
「これって本当に必要なことなのか？
なぜ自分ばかり辛い目に遭うのか？」
と思いますが、
「ものみな金色なり」の言葉を思い出して、

きっと私の人生にとって必要なことなのだろうと思い直しています。

みんなキラキラと輝きますように…✨

 さて、また来月は卒業式、再来月は入学式があり、今年もまた慌ただしくなりそうですが、新しいことがたくさん始まりそうで、ワクワクでもあります(*´∇｀*)♪

最後までお読みいただき、

ありがとうございました☺